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その貸切バス、どこの会社かわかりますか?車体デザインやカラーに表れる「バス会社の姿勢」と選び方

先日、ハイヤーにはなぜ黒い車が多いのか、というお話を書きました。黒という色にはシックで落ち着いた印象があり、高級ホテルや企業、要人の送迎などに馴染みやすく、「ハイヤーらしい佇まい」をつくるうえで非常に相性がいい色です。
では、「貸切バス」はどうでしょうか。
バスの車体デザインやカラーリングには、実はその会社の「商品に対する考え方」や「お客様への姿勢」が色濃く反映されています。
高級バスと一般的な観光バスで異なる「車体カラー」の役割
高級仕様のバスに落ち着いた色が多い理由
最近では、通常より座席数を大きく減らし、一席あたりの空間を贅沢に取った高級仕様の観光バスも少しずつ登場しています。こうした車両になると、やはり黒や濃いグレー、濃紺、ワインレッドなど、落ち着いた色を使った車両が目立ちます。
(※10人乗りのラグジュアリー仕様バスの一例)
実際、2026年に運行を始めた名鉄観光バスの最上級ツアー専用車「LUVIA」は、18席という贅沢な仕様で、外装も高級感を意識したワインレッドを基調としてデザインされています。
つまり、バスでも「車体の色やデザインによって、乗る前から商品の性格を伝える」という考え方が明確にあるわけです。
| バスの種類・用途 | 車体カラー・デザインの傾向 | お客様へ与える印象・目的 |
|---|---|---|
| 一般的な貸切バス | 白ベースに赤・青・緑などの明るい配色 | 親しみやすさ、楽しさ、視認性の高さ |
| 高級仕様・VIPバス | 黒、濃グレー、濃紺、ワインレッドなど | 格式、特別感、落ち着き、ラグジュアリー |
(※一般的な貸切バス。明るいカラーリングの一例)
巨大な立体物を彩るバス専門のデザイン会社
あまり知られていないかもしれませんが、バス会社を専門に扱うデザイン会社や、大型車両の塗装・マーキング・ラッピングまで含めてデザインする会社が実際に存在します。
紙やWebサイトと違って、バスは全長10メートルを超える巨大な立体物です。しかも、停車している状態だけでなく、道路を走っているときにも見られます。前から見る人もいれば、横から、後ろから見る人もおり、窓やタイヤ、ドアも配置されています。
そこへ会社名やロゴを配置し、遠くから見ても印象に残り、派手すぎず、その会社らしさまで表現する。「あ、○○バスだ」と遠目からでも分かる洗練されたデザインは、立派な企業ブランドとして機能しています。
中古バスの導入と、外観の「仕上げ」に表れる姿勢
以前の会社の“痕跡”が残る真っ白なバス
貸切バスは中古車として別の事業者へ売却され、第二、第三の人生を送ることも珍しくありません。
その際には、前の会社名やロゴ、車体デザインなどを消し、新しい会社の仕様へ変更して使われます。以前のロゴ(商標)やグラフィック(著作権)を付けたまま別会社が営業するわけにはいきませんから、通常は何らかの処理が必要です。
ところが、私たちのように日頃からたくさんのバスを見ていると、「あ、この車は中古で入れたんだろうな」と分かってしまうことがあります。
- 以前の会社のデザインを完全には消さず、会社名だけを自社名へ変更している
- 前のデザインを消したあと新しいデザインを施さず、真っ白なボディに会社名だけ
- 以前のラインや模様の跡がうっすら残り、ステッカー部分だけ色味が違っている
中古車自体は問題ないが「もったいない」仕上げ方
もちろん、中古車だから悪いという話ではまったくありません。バスは非常に高額な車両ですから、状態の良い中古車を導入し、きちんと整備して使うことは合理的な経営判断です。
必要な許可を受け、適切に整備され、安全に運行されているのであれば、白いバスだから問題ということでもありません。しかし、よく見たときに以前の会社の痕跡が見えてしまう車は、個人的には少し「もったいないなあ」と思ってしまいます。
貸切バス手配のプロが考える「良いバス」の条件
第一印象の「お、いいバスが来たね」もサービスの一部
弊社はバス会社ではなく、全国のバス会社様から車両を手配し、お客様へ提供する立場です。だからこそ、「走ればいい」「必要な座席数があればいい」だけではないと考えています。
会社の研修旅行でも、学校行事でも、視察でも、イベント送迎でも、お客様は出発する朝、最初にそのバスを見ます。集合場所へバスが入ってきた瞬間に、「お、いいバスが来たね」と思っていただけること。それもサービスの一部ではないでしょうか。
ピカピカに磨かれた車体、統一感のあるカラーリング、会社のロゴ、そしてデザインに似合うように手入れされた車両。そこまで含めて、私たちは「バス」という商品だと思っています。
外観の綺麗さと「安全管理」の目に見えない繋がり
もちろん、車体がきれいだから安全な会社、汚いから危険な会社などという単純な話ではありません。安全管理は、運行管理、点呼、車両整備、乗務員教育など、外から簡単には見えない部分によって支えられています。
ただ、日々多くの運送事業者さんとお付き合いしていると、「車両=商品」の見た目にどこまで手を掛けるかという点に、会社の考え方が少しだけ滲み出ることがあるように思うのです。
- 古い車でもきれいに磨いているか
- 中古車を入れたとき、きちんと自社の車として仕上げているか
- 小さな傷や汚れを放置していないか
外観にお金を掛けない会社が、必ずしも安全面まで削っているわけではありません。それでも、「ここを惜しむ会社は、見えない別のところでも何かを惜しんでいないだろうか」と考えてしまうのも、私たちが日頃から多くの車両を見ているからなのかもしれません。
まとめ:バスの車体は会社の「看板」。手配の質を決める要素とは
街中で観光バスを見掛けたら、ぜひ一度、その車体をよく見てみてください。
色、ライン、ロゴ、文字の配置、そして車両そのものの手入れ。そこには、その会社がどんなイメージをお客様へ伝えたいのかが、意外なほどよく表れています。バスのボディは巨大な広告媒体であると同時に、その会社が毎日走らせている「看板」そのものです。
弊社がお客様へ貸切バスを手配するときも、できることなら「いいバスが来たね」そう思っていただける一台をご用意したい。車種や年式、座席数、料金だけではない。そんなところも、バスを選ぶ手配会社の仕事の一つだと思っています。
全国の貸切バス・ハイヤー・タクシーの手配については、株式会社APワールドまでお気軽にご相談ください。
株式会社APワールド
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